ガラケーが主流だった時代は過ぎ去り、今は誰もが当たり前のようにスマートフォンを持つようになりました。スマートフォンが主流になって、その存在感を増してきたのがアプリです。実際に、今は何でもかんでもアプリです。
出会いに関してもアプリが活躍しているようなのですが、出会える確率というのはマッチングアプリもマッチングサイトも同じようなものです。マッチングアプリにしてもマッチングサイトにしても、自分に合ったツールで効率的に出会いをつかんでいくことが大切です。
・出会いのツールはたくさんある
出会いというのは、本来であればいろいろなところに転がっているものです。例えば、学校の同級生や先輩後輩、職場での同僚や上司部下……いつも乗るバスや電車の中で知り合うといったこともあるでしょう。ただ、こういった自然な出会いというのは今は難しくなっているようです。
いろいろな声があるのですが、自然な出会いが難しくなっている理由のひとつとして「今の関係を壊したくない」という思いが挙げられるようです。知り合いから友達へ、友達から恋人へという形で進んでいく出会いもあるはずなのですが、恋愛関係になるよりも今の関係を壊してしまう恐怖感や不安感のほうが大きいという方も多いのです。
それに加えて、年齢を重ねてくると「出会いを求めている自分」に気恥ずかしさを感じるような方も増えてきます。恋愛に年齢は関係ありませんし、恥ずかしがる必要はまったくないのですが、そういった気恥ずかしさもあって自然な出会いに積極的になれないという方も多いようです。
そういった中で、需要を高めているのが出会いのツールです。マッチングアプリやマッチングサイトなどがまさにそれです。マッチングアプリやマッチングサイト以外にも、SNSも今は出会いのツールのひとつとなっています。このように出会いのツールというのは、思っている以上にたくさんあるのです。
こういった出会いのツールが需要を高めているということは、それだけ多くの方が本心では出会いを求めているということでもあります。安心してください。
・それぞれの特徴や違いとは?
出会いのためのツールはたくさんあるという話をしましたが、それぞれのツールで特徴や違いがあります。十把一絡げにして考えてしまう方もいるかもしれませんが、それぞれの特徴や違いを理解した上で出会いのツールとして活用していきましょう。
【アプリ】
まずはマッチングアプリについてですが、大手マッチングアプリの主な年齢層は実際に使ってみた感覚として18歳から40歳とやや若い印象です。そもそもアプリというもの自体がスマートフォンが浸透してから当たり前になった存在ですので、年齢層が若いというのも納得かもしれませんね。中高年からシニア世代の方にとっては、難しい部分も出てくるかもしれません。
アプリを利用するにあたっては、アプリのダウンロードをしなければいけません。ダウンロードをすると、スマートフォンのホーム画面にアイコンが表示されるようになり、そのアイコンをタップしてアプリを使っていくという流れになります。
もしそのアプリが容量の大きいものであればダウンロードの際にかなりのデータ量を消費することになります。ただし、アプリダウンロードにマッチングアプリを利用する際にはあまり通信をおこないません。そのため、サクサク動きます。
【サイト】
では、マッチングサイトのほうはどうでしょうか?マッチングサイトは若い世代の方もそこそこいますし、一方でシニア世代の方もいるという印象です。アプリはスマートフォンと同時に普及したのに対して、サイトというのはスマートフォンが普及するだいぶ前から存在していました。
そのため、新しいマッチングサイトもあれば、いわゆる老舗のようなマッチングサイトもあります。中高年からシニア世代の方にとっては、マッチングサイトのほうが使いやすい部分もあるかもしれません。
サイトの場合、アプリのようにダウンロードする必要はありません。普段、インターネットを利用するときのようにInternet ExplorerやGoogle Cromeなどのブラウザを利用して、マッチングサイトを利用していくことになります。マッチングサイトのページにアクセスして、利用するという感覚です。
そのため、マッチングサイトの場合には常に通信をおこなうような状態になります。通信状況に左右される部分が大きいので、通信状況が悪いところでは思うようにマッチングサイトを使えないということも出てくるでしょう。
【SNS】
そして、SNSです。SNSというのは「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の頭文字をとったもので、インターネットを介してつながることのできるサービスのことです。代表的なものとしては、TwitterやFacebook、LINE、Instagramなどが挙げられます。
LINEは今は連絡のツールとして使っている方が多いでしょうから、出会いのツールとなってくるとTwitterやFacebook、Instagramあたりでしょう。どれもアプリとして利用することもできますし、サイトとして利用することもできます。
SNSというのはもともとインターネット上でつながるということを目的としているので、「出会いのために使っています」という感じはそこまで出ません。そのため、インターネット上ではあるものの、比較的自然な形での出会いが期待できます。
最初は趣味や好きなものなどをきっかけにやり取りをしていたのに、それが好意に変わって、実際に会う話になるといったケースが多い印象です。実際にそういった形で恋人を見つけたり、その恋人と結婚まで至ったりというケースもあります。
・実はどのツールでも出会える確率は同じようなもの
先では、出会いのツールとしてマッチングアプリとマッチングサイト、SNSの特徴や違いについてご紹介しましたが、共通点もあります。それはズバリ、「普段は出会えないような相手と出会える」という部分です。
実際に、マッチングアプリでの出会いもマッチングサイトでの出会いもSNSでの出会いも、普通に生活していたのでは得られなかったものです。マッチングアプリやマッチングサイト、SNSを使ったからこそつながった縁ということを考えると、とても貴重ですよね。
それでいて、変な言い方になってしまうのですが、お別れのハードルが低いという部分もあります。普段の生活の中でつながっている縁ではないからこそ、「ちょっと違うな」と思ったら疎遠にすることができますし、お別れするときも気まずいのはお別れをするときだけで済みます。
また、忘れてはいけない共通点があります。それは出会える確率です。マッチングアプリやマッチングサイト、SNSそれぞれ特徴や違いがありますので、出会える確率も違ってくるかのように思えます。
もちろん、仮に細かなデータから算出した場合にまったく同じパーセンテージになるとは言い切れないのですが、出会える確率というのはツールが違ったところでそう変わりませんし、同じようなものなのです。
そもそもマッチングアプリやマッチングサイト、SNSといったツールの違いによって出会える確率に大きな差が出ているのであれば、とっくの昔に確率の低いツールから順番に淘汰されているはずです。今でもしっかりと使われていて、それぞれが出会いのツールとして認識されているということを考えても、確率にそう大きな違いはないのです。
少し厳しい言い方になるかもしれませんが、「マッチングアプリだから出会えなかった」「マッチングサイトだから出会えなかった」「SNSだから出会えなかった」というのは言い訳にならないわけですね。出会いをつかめるかどうかは、ツールをうまく使いこなせるかどうかにかかっていると言ってもいいかもしれません。
・数あるツールの中から自分に合ったものを選ぶことが大切
マッチングアプリやマッチングサイト、SNSといった出会いのツールにはそれぞれ特徴と違いがあるものの、出会いの確率はどう変わらないという話をしました。ただ、注意しておいてほしい点があります。というのも、「出会いの確率が変わらない=どのツールでもいい」というわけではないのです。
出会いをつかめるかどうかはツールをうまく使いこなせるかどうかにかかっているとお伝えしましたが、そのためにはツールを吟味しなければいけません。マッチングアプリがいいのか、マッチングサイトがいいのか、SNSがいいのかはもちろん、それぞれでさまざまなサービスがあるわけですからどのサービスを選ぶのかを考えていく必要があります。
それぞれでどのような雰囲気をなっているのか、どういう年齢層のユーザーが多いのか、どういう目的で利用しているユーザーが多いのかなどを理解した上で、自分の年齢や目的に合ったものを選んでいくようにしましょう。そうすることによって、効率的に出会いを探すことができますし、より良い出会いをつかむことができるはずですよ。
今まで出会いに積極的になれなかったという方も出会いのためにアクションを起こしたものの思うような結果が得られなかったという方も、これを意識して出会いを探してみてください。きっと何かが変わります。