それまで恋愛関係にあった異性と別れるときには、別れを切り出すほうもつらいですし、切り出されたほうはもっとつらいものです。しかし、どんな別れ方をするのかによって、二人のその後の関係にも大きな影響があります。
別れ方に人間性がチラホラと垣間見えることもあるので、できるだけ綺麗な別れ方を心がけたいものです。それが大人の別れ方といえるでしょう。
出会いから遠距離恋愛になったりして、自然消滅になりそうな場合には、そのまま自然消滅させてしまうのも、スマートな別れ方です。無理にお互いの平穏な精神を乱す必要はありません。そのまま自然の流れに任せて、恋愛の前の友達の関係に戻るのも良いでしょう。
すぐそばにいる相手に別れを告げる場合には、それまでラブラブだったのに突然別れを告げるのでは、相手が同様してしまうのでNGです。綺麗な別れ方をするためには、普段から少しずつ相手に別れの予感を示しておくことが必要です。
例えば、メールや電話も、自分からはしないようにしたり、折り返す場合にも時間をたっぷり空けましょう。相手に「もしかしたら・・・」と思わせることが、すんなりと別れることにつながります。
自分では別れたくないと思っている場合でも、相手に恋愛感情がなくなってしまえば、その時点で恋愛はゲームオーバーになってしまいます。相手から別れを切り出されたとき、泣いて相手に縋り付くのはNG。それで相手の気持ちが戻ってくる可能性はほとんどありません。
できるだけみじめな姿を相手にさらさずに、できるだけすっきりと表面上だけでも受け入れましょう。そして、罪悪感に駆られている相手から「最後にお茶でも」「最後のデートは…」と切り出されても、もちろん断って、できるだけスピーディに相手の元を去るようにしましょう。
拍子抜けするぐらいにさっと別れを受け入れて、さっさと帰ってしまうあなたに、相手はもしかしたら拍子抜けするかもしれません。しかし、相手の中に自分をマイナスの存在として残さないことが、大人の恋愛では必要不可欠です。